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作者より

トンカツったらトンカツなのよ

大人になって、長新太さんの絵本に再会したときの印象は、「あー、あのおかしな本たちは、ぜーんぶこのオッサンが描いてたのね!」(失礼な表現ですがご容赦ください)ということだった。子どもの頃、長さんの絵本を、長さんの絵本と知らずに読んでいた人は多分びっくりするほど多い。それが、長さんが「国民的絵本作家」と呼ばれたりするゆえんなのだろう。でも「国民的」にしては、長さんはぶっ飛びすぎている。危険すぎる。長さん作品が国民的絵本なら、日本はだいぶ楽しい国だと思う。

もしかしたら長さんの絵本世界は、子供だった私たちには「アタリマエ」すぎて(そこが長さんのすごいところでもあるのだが)、現実世界の荒波の方が新鮮だったのかもしれない。日本が楽しい国になるためには、大人がもっと長さんの絵本を読まなければダメだ。しかもビール飲みながらとか、夫婦そろってベッドの中でとか、お金が足りないなあとか、そういうちゃんと大人の世界のやり方で読まないとダメだ。長さんの絵本を、大人のやり方で、大人の皆さんに読み聞かせしてみたいと思う。私は子どもの頃の自分に負けたくない。長く生きたら長く生きただけ、人間おもしろくなると信じたいのよ、長さんみたいに。

石神夏希(作・演出)

原作あらすじ「つきよのキャベツくん」(文研出版)

月夜の晩にキャベツくんが歩いていると、ブタがまるごと揚げられたトンカツに出会います。これにはブタヤマさんもビックリ。おいしそうな匂いがするけれど、2人ともちょっとこわくて食べることができません・・・

長新太(ちょうしんた/1927-2005)

日本を代表する絵本作家。「おしゃべりなたまごやき」(1959年、文藝春秋漫画賞受賞)や「キャベツくん」(1980年、絵本にっぽん賞大賞)などで知られる。その奇想天外な展開と独特のユーモアのセンスから「ナンセンス絵本の神様」と呼ばれ、現在も多くのアーティストに影響を与え続けている。

公演日程

2月4日(木) 2月5日(金) 2月6日(土) 2月7日(日)
18:00- - - -
19:30- -

★:ポスト・パフォーマンストーク開催

2/4 19:30の回(公演終了後) 熊倉敬聡(慶應義塾大学教授)
2/5 19:30の回(公演終了後) 中野成樹(中野成樹+フランケンズ主宰・演出家

※2/6に予定していましたポストパフォーマンス・トークは、諸般の事情につき2/4公演終了後に変更となりました。訂正してお詫び申し上げます。

チケット

一般前売 2,500円
当日 2,800円
高校生以下 1,500円 *当日要学生証提示
チョーさん割 あなたの好きな長新太さんの本を受付でご提示頂くと2,200円でご入場頂けます。
ブキャ!割 3名様1組でご来場頂き、受付で「ブキャ!」と合わせて鳴くと1名様分が無料に。

※割引は併用不可・要予約

会場アクセス

BankART Studio NYK

http://www.bankart1929.com
神奈川県横浜市中区海岸通3-9
TEL 045-663-4677

みなとみらい線
馬車道駅6番出口
徒歩4分

※上演中、会場内は冷え込むおそれがございます。
ご来場の際は、暖かい格好にてお越し下さい。

お問合せ

Mail:info@pepin.jp TEL:090-8455-5978

公演情報

キャスト/スタッフ

出演:下田寛典 寺西麻利子 中澤大輔 里見有祐 石神夏希

作・演出/石神夏希 美術/大貫仰 小林絢子 照明/大迫浩二 中能良 音楽/西井夕紀子 音響/島村幸宏
演出助手/寺西麻利子 舞台監督/喜久田吉蔵 ウェブ/池田秀紀 制作/里見有祐 中上川康二 制作補/村松佑香

artist profile

ペピン結構設計

1999年慶應大学の学生を中心に結成。横浜を活動拠点とする演劇カンパニー。04年東京国際芸術祭に参加。09年までに16本の作品を上演、結成10年を迎える。メンバー各々の日常の中の問題意識を作品に反映させることをポリシーとしている。http://pepin.jp

石神夏希 profile

1980年生まれ。99年「ペピン結構設計」を設立以降、作 ・演出を担当。02年「東京の米」 にてかながわ戯曲賞最優秀賞受賞。05年World Interplay2005(オーストラリア)に参加。 その他、ペピン以外への脚本提供 ・ワークショップなど活動の幅を拡げている。

クレジット

主催:ペピン結構設計 協力:トムズボックス 文研出版 急な坂スタジオ BankART1929 米田顕亮
絵:長新太「つきよのキャベツくん」より